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秋はコリアンダーの季節!
9月の中旬頃から種を蒔くと、冬までに30cmくらいの高さになるコリアンダー。
特有の臭いから敬遠されたりしますが、こぼれ種でも発芽してくるその生命力には
強さを感じます。
本日はコリアンダーを紹介します。
コリアンダー、別名はパクチー、シャンツァイ。
セリ科コエンドロ科の1,2年草の植物。
和名の「コエンドロ」とは、ポルトガル語の「coentro」からきています。
それ以前は、「コスイ」胡荽、「コニシ」と呼ばれていました。
「延喜式」「和名抄」のような書物には、調停料理を生魚を食べる際には必ず用いる
薬味との記載があります。
また、カメムシのような臭いがあるため、「カメムシソウ」という呼び名もあります。
一般的には、コリアンダーとは果実や葉を乾燥したもの言い、生の葉をパクチーと
呼んでいます。
中国では生葉のことを、香菜「シャンツァイ」と呼んだりもします。
南ヨーロッパ、地中海沿岸、小アジア原産で、古代エジプトでも利用されていた古い植物です。
パクチーは、9月になると芽が出てきます。
やがて冬までにある程度大きくなり、再び春に大きくなります。
その後、蕾が出てきて花が咲き、初夏に種を作り枯れていきます。
こぼれ種でも簡単に発芽するタフな野菜。種を多めにばら蒔いてしまうと
10月くらいからはパクチーだらけになります。
他のセリ科の人参、ゴボウ、パセリ、セロリー、明日葉、ディル、フェンネルなどよりも種が
大きく、殻が厚いため、雑草が茂る夏草の中でもよく生き残ります。
他のセリ科の野菜もこぼれ種で発芽はしますが、パクチーの発芽率は圧倒的。
一般的には種を割る、水に浸けて発芽を促すなど方法があるようですが、
雑草や他の植物があるような環境下では、種をばら蒔いて草を刈り取っておくだけで十分。
むしろ、調子に乗って種を蒔き過ぎて、パクチーだらけになったことがあります。
9月の新芽の間引きの時期、10月~3月くらいまでの株ごとの収穫や摘み取り収穫、
4月になるとつぼみをつけるために上に伸びていきますが、
この伸びてきた茎やつぼみも美味しい。
虫が喜ぶパクチーの花もサラダのアクセントとして食べることができます。
種はスパイスとして、シード、コリアンダーパウダーとしても利用でき、
とても使い勝手があります。
他の植物と混生していると、強烈な臭いではなく、爽やかな臭いがしてまさに香菜。
好き嫌いは分かれますが、9月~翌年の6月くらいまで楽しめるパクチーは
大変重宝しています。
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