種はその土地に順応してくる
このそら豆は、この土地で種を取り続けて5年以上経過しています。
昨年、あたりから、種をまいても、大丈夫だなと思えるようになりました。
いつも、種をまく時は、芽が出るだろうかという思いがよぎるものですが、
そら豆に関しては、この土地のこれくらいの肥え具合なら行けるだろうと
いう見通しがたってきました。10月中旬~11月上旬にかけて、種を
蒔けばほぼ問題なく育ってくれます。
そら豆ができる5月くらいに、足元の草がほどほどで、風通しが良く管理できれば
そら豆は下から順番に豆をつけていきます。
とは言うものの今年は1つの畝では、全部枯れてしまいましたが。
少し、過密過ぎたかなと思っています。
濃尾平野は、比較的、北、西からの風が強く、冬、春は特にその傾向が強くなります。
我が家の土地の風の強さ、草や樹木、他の生物を借りながらの栽培方法、土地の
状態に順応した形の種になりつつあるという実感です。
品種は、讃岐長莢そら豆というものを使用していますが、今では4粒、5粒のものは
減っており、3粒のものが多いと思います。粒数はばらつきがありますが、
大莢のものはものの見事に5粒が、大粒のそら豆になります。
また、そら豆自体の高さは1m50cmを越えてきています。風には弱いのですが、
豆の莢を多くつける傾向があります。
5月上旬から5月一杯くらいまでが、我が家でのそら豆の旬。今が一番美味しい時。
それ以降は、あっという間にそら豆は固くなり、次の世代に繋げるべく、
豆を形成していきます。
7月くらいに収穫できる、固くなった豆も、水で戻して、鍋や圧力鍋で炊くと、
美味しい煮豆として使えます。
しかも、この乾燥したそら豆は、保存性が抜群によく、虫が付くことも少ないです。
1年以上の保存もできます。もちろん、種としても使えます。
非常食としての保存にも優れています。
緑色のそら豆としては、その短いのですが、乾燥豆としての利用も見直されても良いかも
しれません。
まだ、我が家では、そら豆としては10kgくらいかなというところですが、
今後は100kgくらいは栽培していきたいですね。
この時期大変美味しいそら豆を是非食べてみて下さい!!
温暖地域では今が一番美味しいですよ!!