野菜や草は共存共栄している

1,菊芋の芽生えと有効活用法
写真は分かりにくいですが、じゃが芋と菊芋。
菊芋は昨年春に植えた1株が成長して冬に収穫。その堀り残し。
堀り残しが大量に芽生えてくるのは例年のこと。
菊芋は想像以上に広範囲に広がり、小指くらいの小さい粒の菊芋も
たくさんできる。だから、毎年収穫しきれず。
この時期には菊芋新芽セールとなっています。
この菊芋の新芽は、天ぷら、あるいは茹でてお浸しにしています。
味は天ぷらの場合はわずかに菊芋の風味があります。
お浸しは少し癖があります。
新芽を天日干しにして、お茶にするという手もあります。
2,菊芋の土中は柔らかくなる
菊芋は生命力が大変強く、小さな種芋でも芽が出てきます。また、土質が良いところならば
菊芋は50個以上収穫できたりします。菊芋がたくさんできれば、土の中は軽く耕した
ような状態となり、良い感じになります。
放任すると、周囲に菊芋を増やしながら、毎年広がってきます。ただ、放任のままだと
菊芋の間隔が狭くなり、菊芋がやや細くなりがちです。また、菊芋は大きくなり草が
生えにくいですから、表面の土壌は固くなりがちです。そのあたりは2~3年の連作の
後に場所を少し変えると良いと思います。
3,他の植物との共存
さて、そんな無敵状態の菊芋ですが、先に他の植物が生えてくると少し控えめになります。
さすがの菊芋も、他に背が大きくなる草があれば、お互いに生きる道を選択しています。
最初の写真では、じゃが芋が先に芽を出し草や菊芋が生えてきています。
お互いが成長を支えあい大きくなっていきます。じゃが芋も単独で育つよりも良く
育ちます。
菊芋があまりにも多ければ、若いうちに2度ほど収穫するとその後は芽が
出にくいようです。
菊芋は要注意外来植物となっているようですが、若いうちに2,3度刈り取れば問題
ありません。今のところ、そのような対処で4年ほど経過しています。
菊芋の性質を上手く生かし、作物を育てていきたいですね。
おすすめです。
冬になったら販売する分もあると思います。お楽しみに。